
LGBTってなんだろう?–からだの性・こころの性・好きになる性
LGBTは、20人に1人いるといわれており、その子どもたちは、毎日、不安に押しつぶされそうになりながら生活しています・・・
タイトル
LGBTってなんだろう?–からだの性・こころの性・好きになる性
著者
薬師 実芳
古堂 達也
小川 奈津己
笹原 千奈未
出版社
合同出版
レビュー
LGBTは、20人に1人いるといわれており、体育やプール、制服、行事、友だち関係、カミングアウト・・・
LGBTの子どもたちは、毎日、不安に押しつぶされそうになりながら生活しています。
そんな時、身近に一人でも相談できると思える人がいるというのは、何にも換えがたい、何よりも彼らの力になるのです。
本書はLGBT当事者の生の声が多数収録されており、学生の声と言うことで、教職員を始め数多くの方々がLGBT当事者に対して聞くに聞けない疑問に思っているホンネが、詳しく書かれています。
なかでも、LGBTが学齢期に困りやすいことを項目にわけ、50人のLGBTの学生の声をもとにくわしく解説し、分かりやすくアドバイスしてくる構成は、LGBTやセクシュアルマイノリティに関して知識がある人もない人も、読み易いのではないかと思います。
反対に学術的な知識や専門性はあまり収録されていませんが、当事者学生の声を中心に作られた本書は一見の価値アリですね。